サイバー保険
皆さんこんにちは!
先月ニュースでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、3月1日にトヨタ社の1次下請け会社がサイバー攻撃を受け、操業をストップさせたとのニュースが報道されました。
今回のトヨタ社の下請け会社へは「ランサムウェア」が使われましたが、最近はネットワークに被害を与えるソフトウェアの一つ、「エモテット」と見られる攻撃が増加。
メールの添付ファイルを開いたりしてウイルスに感染するとメールアカウントやパスワード・アドレス帳などの情報が抜き取られてしまいます。
皆さんもいつもの取引先の担当者からメールが来たらいつも通り開いて中身を確認しますよね?
そのメールがサイバー攻撃の一端かもしれません。業務関連のメールを装ったウイルス付きのメールを組織の担当者に送付する手口が横行していると総務省で注意を呼びかけられています。
実はサイバー攻撃はトヨタ社のような大企業だけの問題ではなくなってきています。
比較的セキュリティの緩い中小企業を踏み台にして、取引先に侵入するというケースが増えています。
ウイルス付のメールを入口段階で侵入させないためにフィルタリングやウイルス対策ソフトを導入する等のセキュリティ対策は必要ですが、それと同時にもしサイバー攻撃にあって、自社が損害を被った場合や、車の事故と違って被害の状況が目に見えないサイバー攻撃に対して原因調査や被害範囲調査を行った場合の費用を保険でカバーすることもできます。
サイバー保険は比較的新しく出来た保険です。
インターネットは便利で日々の業務に欠かせない有益なものですが、一方でサイバー攻撃等のリスクもあるものです。そういった経営リスクに対応するのがサイバー保険です。
保険は時代によって新しい商品が出来たり変わったりします。
必要な時に必要な補償をかけておくことが大切ですね。