増加する労災リスクに備えて②
みなさん、こんにちわ。
残暑もまだまだ暑い日が続いていますね。
さて、前々回話をさせていた来ました労災リスクについて続きをお話します。
前回の最後に労災事故は
①設備・施設の不備
②職場環境の問題
が原因で起こると言われています。
従来から圧倒的に多いのが設備や施設の不備ですが、近年では職場環境の問題が増えてきています。
例えば、◯◯ハラスメントやメンタルヘルスといったうつ病、長時間労働などが挙げられます。
これらで気を付けなければいけないのが「労災は使用者の故意過失を問わない」という点です。
労災認定を過度におそれ、「労災隠し」をしてしまうと、刑罰の対象になるなど大きなペナルティ
があります。起きてしまった場合には、適時適切に対処することが大切です。
そこで、故意過失があるといわれないよう、あらかじめ対策を施しておくことが重要になってきます。
例えば
①危険防止措置をとる
安全衛生推進者や作業主任者などを置いたり、いわゆる4S活動(整理、整頓、清潔、清掃)
を推進するなど
②ハラスメント対策をする
研修の実施や相談場所の設置するなど
③メンタルヘルス対策をする
社内の考え方や取組方針を明確にするとともに、推進体制を充実することなど
このように様々な業種がある中で取れる対策と取りづらい対策がありますし、企業の判断も
なかなか難しいとも言えます。
しかしながら今後は企業としては、「どうしようもできなかった事故」をいかに減らせるか、
従業員が安全に働ける環境を用意できるかがカギとなってくるのではないでしょうか。